本拠点の特色と意義
免疫学フロンティア研究センター(IFReC)は、世界トップレベルの「目に見える拠点形成」を目的とした、文部科学省の「世界トップレベル国際研究拠点プログラム(WPI)」に採択され2007年10月1日に発足し、免疫学研究の第一人者である審良静男が拠点長に就任いたしました。
2017年4月からは、製薬企業各社と大型の包括連携契約を締結し、大阪大学世界最先端研究機構の拠点として活動し、免疫学の基礎研究のさらなる深化と、先端的研究成果の社会還元の加速を目指しています。
2019年7月、IFReCは自然免疫学・腸管免疫学の第一人者である竹田潔を新しい拠点長に選びました。新たな船出を開始したIFReCに今後もご注目ください。
- IFReCの使命
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- トップレベルの基礎研究
- ヒト免疫学の推進
- 若手研究者の育成
- 国際連携の推進
- オープンな研究拠点形成
基礎研究
研究成果の社会への還元
- 大阪大学医学系研究科(臨床データ)
- 製薬会社(スクリーニング)
拠点長メッセージ
IFReCは、2007年のWPI研究拠点設立時から拠点長を務められた審良静男先生のもと、幅広い分野で世界トップレベルの研究成果を発表してきました。
IFReCが世界的研究拠点としてさらに発展するには、その成果を社会に還元するシステムが重要です。IFReCは、大阪大学の臨床部門の協力のもと、ヒトサンプルを用いた基礎研究を推進します。また製薬会社の視点も取り入れて、基礎研究の社会還元、すなわち創薬・新規治療法開発を加速させます。
次世代研究者の育成と国際化の推進もIFReCの重要なミッションです。IFReCは、国際連携協定を結び、研究者間の交流を活発化させています。さらに若手研究者対象の免疫学スクールの内容を充実させるなど、次世代の研究者が来たくなるような環境を提供し、グローバルな頭脳循環の場を目指します。
今後もIFReCが世界をリードする研究拠点となるべく、研究者・スタッフ一同邁進してまいります。
大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長
竹田 潔
目に見える国際研究拠点
IFReCでは、海外の連携機関と学術交流協定を締結し、研究を展開しています。
世界中から第一線の研究者たちがぜひここで研究をしたいと集まってくるような優れた研究環境、サポート体制を整えた、「目に見える国際研究拠点」を形成し、新しい戦略に基づいた感染症ワクチンの開発や、様々な感染症や癌に対する免疫療法のコンセプトの創出、自己免疫疾患の治療法の開発を進めることを目指しています。
- 充分な研究スペースと人材の確保
- スタートアップのための経費措置
- 競争的資金獲得のためのサポート
- 住居の斡旋
- 子女の学校等のサポート
- ビザの手配
- 病院
- その他日本での生活の相談、サポート
- 企画室の設置
研究関連施設
- 免疫学フロンティア研究センター棟(IFReC棟)
- 融合型生命科学総合研究棟(融合棟)
- 感染動物実験施設
- 工学研究科 [GSE-コモンイースト(U1E)]
- 医学系研究科
- 生命機能研究科
- CiNet(脳情報通信融合研究センター)