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Research
2023.06.06

データサイエンスでトキソプラズマの病原性因子を同定(山本 G が Cell Rep. に掲載)

PRESS RELEASE

トキソプラズマは新生児や免疫不全状態のヒトで重篤なトキソプラズマ症を引き起こす病原性寄生虫で、世界人口の3分の1が感染していると考えられています。トキソプラズマ原虫のどれほどの遺伝子がトキソプラズマ症という病気を引き起こすのかは謎に包まれていました。
橘優汰さん(大阪大学大学院医学系研究科大学院生)、山本雅裕教授(IFReC 免疫寄生虫学/微生物病研究所/感染症総合教育研究拠点兼任)らの研究グループは、トキソプラズマ原虫の病原性に関与する遺伝子を宿主生体内で網羅的に探索できる次世代技術(生体内CRISPRスクリーニング法)を開発し、トキソプラズマ原虫の決定的な病原性因子を多数同定しました。

図1 生体内CRISPRスクリーニング法と宿主遺伝学の併用による宿主・病原体相互作用の網羅的解析
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山本 雅裕 教授

myamamotobiken.osaka-u.ac.jp

免疫寄生虫学