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Research
2023.10.03

オートファジーを標的にして記憶免疫応答を増強する (Tsai et al., in Sci Signal.)

PRESS RELEASE

オートファジー(自食)は、細胞内の損傷した成分や小器官を分解・再利用する機構です。オートファジーはB細胞の自己複製とメモリーB細胞およびプラズマB細胞の生存に関与しています。しかし、B細胞においてオートファジーの増強効果はよく分かっていません。大阪大学免疫学フロンティア研究センターの Chao-Yuan Tsai 博士(現 医学系研究科解剖学講座助教)らは、ルビコンアイソフォームに属するタンパク質を比較検討した結果、RUBCN100はオートファジーを促進し、RUBCN130は抑制的な役割を担っているという二面性を示しました。

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