私たちの体をウイルスなどの外敵（抗原）から守るために作られる抗体はB細胞によって作られます。B細胞はリンパ組織中の胚中心という場所で、抗体の性能を高め、生体防御の役割を果たします。より良質な抗体を作ることができる胚中心B細胞が優先的に選択されて抗体産生細胞へと分化する仕組みは長らく未解明でした。馬場義裕教授（九州大学生体防御医学研究所）、黒崎知博特任教授（IFReC 分化制御）らの共同研究グループは、より良質な胚中心B細胞が選択される際に、B細胞受容体のシグナル伝達による細胞の生存を助ける仕組みが存在することを発見しました。
この成果は、2023年10月30日に米科学誌 Journal of Experimental Medicine (JEM) に掲載されました。

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黒崎 知博 研究室

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分化制御