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Research
2024.03.28

CGRP感覚ニューロンは免疫細胞を介して組織治癒を促進する(Martino 博士, 審良教授らが Nature に掲載)

PRESS RELEASE

肉体的損傷は主に痛覚の感覚ニューロンを通じて脳・中枢神経系伝えられますが、感覚ニューロンの組織再生への寄与はこれまで不明でした。

モナシュ大学のミカエル・マルティーノ准教授が率いる研究チームは、審良静男特任教授(大阪大学先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センター/WPI-IFReC 自然免疫学)との共同研究から、Nav1.8イオンチャネルを含む感覚ニューロンの特定サブタイプを除去すると、損傷後の皮膚の創傷修復と筋肉の再生が著しく損なわれることを示しました。本研究は、神経系と免疫系の間の複雑な相互作用に光を当て、組織の修復と再生における感覚ニューロンの重要な関与を明らかにしました。
この成果は、2024年3月27日に英科学誌 Nature に掲載されました。



Contact

審良静男 研究室

sakirabiken.osaka-u.ac.jp

自然免疫学