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Research
2024.03.29

血液一滴から診断可能な喘息の新規バイオマーカー同定(熊ノ郷 G, in JACI)

PRESS RELEASE

世界の喘息患者は 3億人に上り、そのうち 25万人が死亡しています。 国内の調査では 、 成人の喘息有病率 4.2% で増加傾向にあります。喘息の治療法が大きく進歩してきたものの、喘息は年々増加する傾向にあり、多くの人が喘息に苦しんでいます。気管支喘息は、症状、気道過敏性や気道可逆性により診断されており、肺内の疾患活動性を反映する分子を血中で捉えるには限界がありました。

大阪大学大学院医学系研究科の吉村華子 大学院生(博士後期課程)、武田吉人 准教授(呼吸器・免疫内科学)、熊ノ郷淳 教授(呼吸器・免疫内科学/WPI-IFReC 感染病態)らの研究グループは、気管支喘息において、病態や診断に有用な新規バイオマーカーとしてガレクチン10 (Gal-10) を同定しました。



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熊ノ郷 淳 教授

kumanogoimed3.med.osaka-u.ac.jp

感染病態