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Research
2024.04.19

炎症反応におけるスレオニンリン酸化と STAT1 の陰と陽(Hozaifa-岸本 G, in PNAS)

PRESS RELEASE

JAK 媒介ホスホチロシン STAT1 は、IFN シグナル伝達と抗ウイルス防御の中心です。しかしながら、過去の研究において、炎症反応における STAT1 機能については未解決な部分があります。

Hozaifa Metwally助教、岸本忠三特任教授(WPI-IFReC免疫機能統御学)らは、STAT1に保存された Thr748が IFN非依存性リン酸化スイッチであり、IFNシグナル伝達を制限し、LPS(細菌由来の毒素)認識後の自然炎症反応を促進することを明らかにしました。
この成果は、2024年4月15日に米科学誌 Proceedings of the National Academy of Sciences USA (PNAS) に掲載されました。

図:STAT1 のスレオニンリン酸化は、宿主の炎症反応を調節する。



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Kang-岸本 研究室

kishimotoifrec.osaka-u.ac.jp

免疫機能統御学