肝臓には、腸管で吸収された栄養素の他に、腸内細菌やその関連物質がしばしば入ってきます。通常の肝臓ではこのような炎症誘導性の刺激に対して免疫系が過度に反応しないように制御されていますが、そのメカニズムはよくわかっていませんでした。

大阪大学大学院医学系研究科の宮本佑 特任研究員（免疫細胞生物学）、石井優 教授（兼 WPI-IFReC免疫細胞生物学／医薬基盤・健康・栄養研究所創薬イメージングプロジェクトリーダー）らの研究グループは、肝臓の入り口付近に分布する一部の常在性マクロファージが腸管から入ってくる腸内細菌やその関連物質から肝臓を保護していることを明らかにしました。
＃本成果は、2024年4月24日に英国科学誌 Nature に掲載されました。

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石井 優 教授

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免疫細胞生物学