News & Topics

Research
2024.09.11

Tregの移植で組織の再生を大幅に加速(Martino 博士, 審良教授らが Nat Commun に掲載)

PRESS RELEASE

制御性T細胞 (Treg) は、組織の修復と再生に不可欠な免疫細胞ですが、細胞ベースの再生療法としての可能性はまだ十分に解明されていません。

Dr. Mikael Martino(オーストラリア モナシュ大学)の率いる研究チームは、審良静男教授(IFReC 自然免疫/大阪大学ワクチン開発拠点 CAMaD)らと協力し、再生医療における大きな進展を発表しました。この研究において、同グループは、Tregを投与されたマウスで、頭蓋骨の損傷部位の骨量と骨被覆率が向上し、筋肉組織の量と筋繊維のサイズが増加し、皮膚の傷口がより早く閉じることを示しました。
この成果は、2024年9月9日に英科学誌 Nature Communications に掲載されました。


Contact

審良静男 研究室

sakirabiken.osaka-u.ac.jp

自然免疫学