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Research
2024.09.14
セルフとネオセルフとの識別能が自己免疫疾患の発症原因である(荒瀬 G, in Cell)
PRESS RELEASE
ウイルス等を排除する免疫細胞が、自己免疫疾患ではなぜ自己の組織や細胞を攻撃してしまうかが長年の謎でした。
大阪大学の荒瀬尚教授(WPI-IFReC/微生物病研究所/ワクチン開発拠点 先端モダリティ・DDS研究センター/感染症総合教育研究拠点)らのグループは、免疫の司令塔であるT細胞が、異常な自己抗原であるネオセルフを非自己(ノンセルフ)として認識して自己の組織を攻撃してしまうことが、自己免疫疾患の原因であることを明らかにしました。この研究成果は、従来の免疫学の基本概念を大きく変えるものであり、自己免疫疾患の原因を標的にした新規治療法の開発や病的な免疫応答を理解する上で極めて重要な発見です。
(online publishing in Cell on Sep. 13, 2024 EST)
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