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Research
2025.02.06
ヒトパピローマウイルスのヒトゲノムへの組み込みと腫瘍進化を解明(岡田G, in Nat Commun.)
PRESS RELEASE
HPVインテグレーションはがん遺伝子E6/E7の過剰な発現を引き起こす重要な要因と考えられてきました。これまでに、HPV18陽性の子宮頸がんではほぼ全てのケースで、HPV16陽性の子宮頸がんでは75%、中咽頭がんでは70%程度でHPVインテグレーションが見られることがわかっています。
大阪大学大学院医学系研究科の佐々暢亜助教(遺伝統計学/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学/理化学研究所生命医科学研究センター/東京大学大学院医学系研究科)、岡田随象教授(WPI-IFReC免疫統計学/医学系研究科遺伝統計学/東京大学大学院医学系研究科/理化学研究所生命医科学研究センター)らは、日本人14例含む51例のHPV関連頭頸部がんの全ゲノムシークエンスデータを用いて、HPVインテグレーションの腫瘍内での不均一性や、酵素APOBEC3によるゲノム不安定性との関連を発見しました。
(online publishing in Nature Communications on Jan. 26, 2025)
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