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Research
2026.01.30
老化細胞のセノリティック薬耐性をミトコンドリア制御で克服(原 G, in Nat Aging)
PRESS RELEASE
セノリティック薬(老化細胞除去薬)は、炎症物質を放出し周囲の細胞を老化させる"ゾンビ細胞"だけを選択的に死滅させる新しいタイプの薬です。セノリティック薬は、がん、糖尿病、動脈硬化などの加齢性疾患の根本的な治療や、健康寿命の延伸を目的として開発されてきました。過去10年の間に20種類以上のセノリティック候補薬が報告されてきましたが、その作用の仕組みは複雑で多岐にわたっています。
大阪大学(微生物病研究所(RIMD)、免疫学フロンティア研究センター(IFReC)および感染症教育研究拠点(CiDER))の 原 英二 教授 と 脇田将裕 助教 が率いる研究チームは、21種類の老化細胞除去薬(セノリティック薬)の有効性を体系的に比較し、セノリティック薬に抵抗性を示す細胞亜集団を同定しました。本研究は、セノリティック抵抗性の基盤にミトコンドリア機能が関わることを明らかにするとともに、解糖系から電子伝達系 (OXPHOS) への代謝介入が マウスの生体内において老化細胞の除去効率を著しく促進することを示しています。
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