News & Topics

Research
2025.07.17

⺟体の⼝腔環境と⼦どもの腸内健康は関連している(北本-鎌田 G, in Cell Rep.)

PRESS RELEASE

乳児は母親の様々な経路(皮膚、口腔、腸、膣など)から微生物を獲得し、これらの微生物は乳児の腸に最も早く定着することが示されています。したがって、母親の健康な微生物叢の乱れ、特に腸内細菌叢の乱れは、乳児の腸内細菌叢の構成、ひいては乳児の健康に影響を与える可能性があります。しかし、腸内細菌叢以外の母親由来の微生物が乳児の健康と疾患に及ぼす影響に関する研究はあまりされてきませんでした。

北本宗子准教授(IFReC免疫微生物学研究室)と鎌田信彦教授(IFReC/CiDER/ミシガン大学兼任)が率いる研究グループは、母親の口腔細菌叢の乱れが乳児の健康に永続的な影響を及ぼす可能性があることを示しました。
(online publication in Cell Reports on July 16, 2025)



Contact

鎌田 信彦 研究室

nobukamadaifrec.osaka-u.ac.jp

免疫微生物学