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2012.05.01

【サイエンスカフェ】 「免疫研究の最前線!」を開催しました。

REPORT

4月30日(月・祝日)、吹田キャンパス「いちょう祭」にてサイエンスカフェ「樹状細胞は免疫のキープレイヤー」を行いました。

サイエンスカフェは、1990年代後半からヨーロッパで始まった比較的新しいイベントです。 その名の通り、「カフェのような雰囲気の中で科学を語り合う」というものです。 サイエンスカフェでは、ともすれば敬遠されがちな科学の話題を、各国の文化やニュース性に 合わせて参加者が共有することが大切であると考えられています。話題提供者であるゲストと
参加者の間に、仲介役としてファシリテーターが入り、話の内容が難しく
なりすぎないように交通整理を行います。


Photo Gallery


参加費:無料(申込不要)
会 場: テクノアライアンス棟1Fアライアンスホール(吹田キャンパス)

日時 2012年4月30日(月・祝日)
午後1時30分 - 午後3時
ゲスト 改正 恒康
(免疫学フロンティア研究センター 教授)
内容 免疫細胞の一種である樹状細胞の発見は、2011年のノーベル医学生理学賞の対象となりました。 樹状細胞を中心とした細胞群(抗原提示細胞)は、私たちの免疫機構に必須の細胞です。樹状細胞は、 微生物の感染を素早く察知するシステム(自然免疫)と、その感染にじっくり対処するシステム (獲得免疫)をうまくつなげて、適切な免疫応答を成立させます。樹状細胞の研究により、病原体ワクチン ばかりでなく、炎症性疾患治療薬の開発につながる成果が期待されています。改正教授は樹状細胞の 日本における第一人者であり、この分野の最新の研究成果を分かりやすく披露してくれます。

改正 恒康  プロフィール (ゲスト)

大阪大学医学部医学科卒業 大阪大学大学院医学研究科博士課程修了 大阪大学医学部助手
ドイツ ケルン大学留学 兵庫医科大学 講師 大阪大学微生物病研究所 助教授
理化学研究所免疫アレルギー科学総合研究センター チームリーダー
2011年4月より現職 第12回日本免疫学会賞受賞(2009年)受賞題目「樹状細胞機能制御の分子基盤」
改正恒康研究室

坂野上 淳 プロフィール (ファシリテーター)

東北大学大学院理学研究科物理学専攻修了、博士(地球環境学)。厚生省・民間会社での研究員を経て、2008年より大阪大学免疫学フロンティア研究センターに勤務。広報・研究マネージメント担当。


会場

交通アクセス
大阪大学テクノアライアンス棟
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番8号

1.阪急電鉄北千里駅から徒歩18分(約1.4km)
2. モノレール阪大病院前から徒歩10分(約900m)
3. 阪急バス「阪大本部前」下車徒歩5分(約400m)

会場までの道案内地図を作りました。 こちら をご覧ください。