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2013.02.19

IFReC と WPI が AAAS 2013 に参加しました。

REPORT

世界トップレベル研究拠点プログラム (WPI) 研究拠点は2月14日から18日にアメリカ・ボストンで開催されたアメリカ科学振興協会年次大会 (AAAS 2013) に参加しました。

アメリカ科学振興協会 (American Association for the Advancement of Science; AAAS) は、世界最大の総合学術団体で、科学雑誌「サイエンス」を発行するなど、科学の発展と社会還元を目的としています。
AAAS年次大会 は、19世紀半ばから続くもので、例年アメリカ以外の数十か国からも参加者があります。参加者の内訳は、研究者、政府関係者、ジャーナリストなどですが、「ファミリーサイエンスデイ」には家族連れや中高生も多数参加し数々の科学イベントを楽しみます。

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AAAS 2013 会場へ向かうゲート (ボストン ハインズコンベンションセンター)


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AAAS 2013 会場内の光景


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「ファミリーサイエンスデイ」と 高校生による研究発表の様子


AAAS 2013のテーマは "The Beauty and Benefits of Science" でした。AAAS会長のDr. William Press (The University of Texas at Austin) は、基礎研究とそれらがもたらす応用と実用性について強調し、研究が人類にもたらす「美と有用性」に期待を寄せました。AAAS2013の数多い学術シンポジウムの中でIFReCに関係が深いものとして、2月16日に行われた "New Frontiers in Single Molecule Detection and Single Cell Analysis" があげられます、IFReCのシンポジウムでもおなじみのDr. Scott Fraser (Caltech) をはじめとするトップクラスの研究者が最新の成果を発表しました。

日本パビリオンの一部となるWPIブースでは、各拠点の研究紹介や、国際的な環境下での融合研究などについて各拠点のアウトリーチ担当者が紹介しました。またWPIプログラムを含む日本政府系研究機関は、現地時間2月15日、午後2時半より、"Japan: Your next career destination" と題して記者会見を開きました。この会見では、国際的に開かれた日本の研究機関 (WPI, RIKENなど) を紹介するとともに、2012年に新しく採択されたWPI3拠点の求人情報も公開されました。

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ジャパンパビリオンに設けられたWPIブース


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AAAS 2013 に参加したWPI と文部科学省スタッフ


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WPI と文部科学省による PR 活動


AAAS 2014 は来年の2月にシカゴで開催されます。
(レポート: 坂野上 淳)