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死に行く宿主細胞から放出されたDNAがアルミニウムアジュバントの効果を担う (石井健教授らが Nature Medicine に掲載)

アルミニウム塩を主とするアジュバント(総称:アラム)は世界で最も古く、かつもっとも汎用されていますが、その生物活性は多岐にわたり、アジュバント効果の鍵となるメカニズムは不明のままでした。この「鍵」となるメカニズムがわかれば、アジュバントの有効性や安全性の本質に迫ることが可能になると期待されています。

IFReC・ワクチン学(医薬基盤研究所・アジュバント開発プロジェクト)の石井健教授、チョバン准教授、審良教授らとリージュ大学(ベルギー)のDesmet准教授らの研究グループは、このアラムのアジュバントが生体内で細胞の遊走、細胞死を誘導し、その宿主細胞から網状に放出されDNAが自然免疫の活性化に必須であること発見しました。

さらにアジュバントの副作用であるアレルギー反応(IgE抗体)と主作用である抗体反応(IgG)を区別する免疫シグナルを発見し、新たなアジュバント開発に繋がるのみならず、その副作用軽減の技術開発にも光が当てられると期待されます。


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Ken Ishii_Nat Medicine 解説.pdf


<お問い合わせ先>

石井 健(いしい けん)
ワクチン学研究室
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (IFReC)

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