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M細胞の分化に必須な転写因子を発見 (大野リーダー (RIKEN), 改正教授 (IFReC) らが Nature Immunology に掲載)

理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの大野博司チームリーダー、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの改正恒康教授を中心とする共同研究グループは、腸管粘膜に分布し、腸管内の抗原を取り込んで免疫応答を発動するM細胞の分化に、Spi-Bという転写因子が必須であることを見いだしました。

研究グループは、M細胞の分化を誘導するRANKLという分泌タンパク質に着目し、3~4日間、野生型マウスに連続投与してM細胞の遺伝子発現を網羅的に調べました。その結果、M細胞はSpi-Bという転写因子を特異的に発現することが分かりました。マウスのSpi-B遺伝子を欠損させるとM細胞が完全に消失し、ネズミチフス菌など病原性微生物に対する免疫応答が低下することも突き止めました。

今後、M細胞を含めた腸管免疫系のメカニズムを解明し、弱毒化した病原体を経口投与してM細胞に抗原を取り込ませることができると、アレルギー症状の軽減などに効果的な、注射を必要としない「経口ワクチン」の開発が期待できます。


大野・改正_Nat Immunol 解説.pdf


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Contact:

改正 恒康
免疫機能統御学
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)

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