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トキソプラズマ症の発病を防ぐ最重要宿主防御因子GBPの同定 (山本准教授, 竹田教授らが Immunity に掲載)

寄生虫「トキソプラズマ」はエイズや抗癌剤投与下にある免疫不全患者に致死性のトキソプラズマ症や妊婦に流産と新生児に水頭症を引き起こす先天性疾患の原因病原体です。我々ヒトを含む宿主はインターフェロンと呼ばれる分子を出すことでトキソプラズマ症の発病を抑えていることが四半世紀前から分かっていましたが、インターフェロンが具体的にどのようにしてトキソプラズマを破壊するのか、そのメカニズムは不明でした。

IFReCの山本雅裕准教授、竹田潔教授らは、トキソプラズマが感染細胞内で増殖する際に必須の生活の場である「寄生胞」を、インターフェロンにより誘導されるタンパク質であるGBPが破壊することが、トキソプラズマが感染細胞内で増殖不可能にするために不可欠であり、その結果トキソプラズマ症の発病を抑制していることを、GBP欠損マウスの作製と生体レベルでのイメージング解析により、世界に先駆けて証明しました。

本研究成果は、近年我が国においても症例報告が急増しているトキソプラズマ症に対して、GBPの機能を高めるなどの人為的な制御を加えることでの新たな分子標的治療戦略を提供できるものとして大いに期待できます。


山本・竹田_Immunity解説.pdf


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Contact:

山本 雅裕
免疫寄生虫学
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)

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