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形質細胞様樹状細胞の機能と分化に関する重要な発見 (改正 教授が Blood に掲載)

大阪大学免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC)の改正恒康教授、佐々木泉研究員らの研究グループは、抗ウイルス免疫や自己免疫疾患の病態に関与する形質細胞様樹状細胞(plasmacytoid dendritic cell, pDC)の機能的特性、及び成熟分化に、転写因子Spi-Bが関与することを明らかにしました。

樹状細胞は、自然免疫と獲得免疫を連関させる抗原提示細胞であり、免疫応答に重要な役割を果たします。樹状細胞は、機能的に異なる種々のサブセットから構成されますが、pDCは、ヒト、マウスに共通して存在する樹状細胞サブセットであり、核酸センサーTLR7,TLR9を発現し、このセンサーのシグナルにより、大量のI型インターフェロン(IFN)、特にIFN-aを産生する特性を持ちます。この特性は、ウイルス由来の核酸を感知した場合にはウイルス感染に対する防御免疫として、宿主由来の核酸を感知した場合には自己免疫疾患の病態形成に関与します。

本論文では、pDCにおいて構成的に発現の高いEtsファミリー転写因子Spi-Bに着目し、Spi-BがpDCの機能的特性、および成熟分化に関与することを明らかにしました。その結果、Etsファミリー転写因子Spi-Bが、pDCの機能制御の標的分子として重要であることが明らかとなりました。


改正_Blood 解説.pdf


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改正 恒康(かいしょう つねやす)
免疫機能統御学
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)

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