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関節リウマチ等の自己免疫疾患の新たな発症機構を発見 (荒瀬 教授が PNAS に掲載)

荒瀬尚教授らの研究グループは、自己免疫疾患で産生される自己抗体が、異常な分子複合体(変性蛋白質と主要組織適合抗原との分子複合体)を認識することを発見し、それが自己免疫疾患の発症に関与していることを突き止めました。

本研究により、変性蛋白質と主要組織適合抗原との分子複合体が自己抗体の標的として、関節リウマチの発症に関わっていることが明らかになりました。他の自己免疫疾患においても同様に変性蛋白質と主要組織適合抗原との複合体が自己抗体の標的になっていると思われます(論文投稿中)。従って、変性蛋白質/主要組織適合抗原複合体は様々な自己免疫疾患の治療薬開発のための標的分子だと思われます。また、変性蛋白質/主要組織適合抗原 複合体に特異的な自己抗体が産生されることから、この複合体は自己抗体の検出にも有用であり、自己免疫疾患の診断にも役立ちます。

今後、様々な自己免疫疾患での変性蛋白質/主要組織適合抗原複合体の研究を進めることによって、自己免疫疾患の病因解明が期待されます。


[追記] 本論文は、サイエンス誌2014年4月4日号の "Editors' Choice" に取りあげられました。



荒瀬_PNAS 解説


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Contact:

荒瀬 尚 (あらせ ひさし)
免疫化学
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)

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