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自己免疫疾患を回避する免疫系のシステムを解明 (坂口 教授らが Science に掲載)

免疫学フロンティア研究センターの前田優香博士、西川博嘉特任准教授、坂口志文教授らの研究グループは、CD4陽性制御性T細胞が自己免疫反応(自己免疫疾患)を回避するために自己に反応するCD8陽性T細胞に安定的な免疫不応答状態(アネルギー)を誘導することを明らかにしました。

制御性T細胞 (Naturally occurring regulatory T cells)は、自己に反応するT細胞の活性化を抑制することで自己免疫応答(自己免疫疾患)が起こるのを阻止しています。しかしながら、制御性T細胞がどのように自己に反応するT細胞を安定的に長期間にわたり抑制しているか、またそれらの抑制された細胞は生体内でどのような特徴を持っているのかなど不明な点が多く残されていました。

今回の研究で、制御性T細胞が自己に反応するCD8陽性T細胞にアネルギー状態を誘導し、長期間にわたる免疫寛容を成立させることが示されました。また自己免疫疾患ではこれらのアネルギー状態が破綻していました。よって、制御性T細胞を用いて自己に反応するCD8陽性T細胞にアネルギー状態を付与することで自己免疫疾患に対する新たな治療法開発につながると考えられます。



前田・西川・坂口 Science 解説_20141219.pdf


Article


Contact:

坂口 志文(さかぐち しもん)
実験免疫学
大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)
20141219_Science

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