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Research
2023.03.02

お腹の中に免疫系が形成 される仕組みを明らかに(岡部 G が JEM に掲載)

PRESS RELEASE

腹腔(お腹の中)は本来、無菌的な空間ですが、腹腔内に感染がおこり重篤化すると、多臓器障害を伴う致死的な敗血症を引き起こす危険性があります。腹腔内臓器の大網という器官は『腹部の警察官』とも例えられますが、その仕組みについてはよく分かっていませんでした。
岡部泰賢特任准教授(IFReC 恒常性免疫学)の研究グループは、大網に存在する『大網乳斑』と呼ばれる二次リンパ組織に存在する新しいストローマ細胞を同定し、血中からのリンパ球のリクルートを制御と大網乳斑の形成に重要であることを明らかにしました

図1. 本研究で同定したストローマ細胞(Aldh1a2+FRC)は、高内皮細静脈
と呼ばれる特殊な血管構造を経由した大網乳斑へのリンパ球のリクルートを制御する。

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岡部 泰賢 研究室

yokabeifrec.osaka-u.ac.jp

恒常性免疫学