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mRNAワクチンがもたらす自然免疫記憶の意義を解明(熊ノ郷 G が JCI Insight に掲載)

加藤保宏助教、熊ノ郷淳教授(大阪大学医学系研究科呼吸器・免疫内科学/IFReC 免疫動態学)らの研究グループは、新型コロナウイルス感染症に対する 2回目以降の mRNAワクチンによって一時的に自然免疫記憶が誘導され、単球のインターフェロン応答を亢進することを見出しました。

figure図;本研究の概要
BNT162b2mRNAワクチンによる一過性の自然免疫記憶
1回目のワクチン接種後(BNT162b2 1st dose)よりも、2回目のワクチン接種後(BNT162b2 2nd dose)の方が単球におけるインターフェロン誘導遺伝子Interferon stimulated genes, ISG)の発現が亢進しています。1回目接種後からクロマチン・アクセシビリティが変化し、インターフェロン制御因子Interferon Regulatory Factor, IRF)がアクセスしやすい状態になっています。この変化は2回目の接種1ヶ月後には消失しています。mRNAワクチンによって誘導される一過性の自然免疫記憶という、新たな知見を見出しました。また、ワクチン未接種のコロナ患者では、このようなインターフェロン遺伝子の発現低下が見られており、コロナの重症化に関連する自然免疫応答である可能性も示唆されました。

解説 (PDF)


Article (外部リンク)


Contact:
熊ノ郷淳

熊ノ郷淳(感染病態)


大阪大学免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)

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